WiMAXの申し込みを分かりやすく解説

WiMAXとSoftbank Airを比較!契約するならどっちがおすすめ?

WiMAX2+とSoftbank Airは、類似サービスとしてよく比較されます。

特にWiMAXのL01sとSoftbank Airは見た目までそっくりなのですが、2つのサービスを詳しくみてみると、それぞれ特色があるのが分かります。

光回線の様に工事が不要で、コンセントを挿すだけで使える!というコンセプト自体は同じなのですが、気軽に契約してしまい後悔するケースも多い様なので、契約する前にどちらが自分にあっているか、しっかり比較するのがおすすめです。

ここではWiMAXとSoftbank Airの特徴や、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説しているので、どっちを契約しようか迷っている人や、乗り換えを考えているという人は参考にしてみてください。

WiMAXとSoftbank Airの特徴

まずは、WiMAXとSoftbank Airそれぞれの特徴を、一覧で比較してみましょう。

WiMAXには月の通信容量が7GBのプランと、使い放題のギガ放題プランがありますが、ギガ放題プランを例に比較しています。

WiMAX Softbank
Air
最大速度 708Mbps 350Mbps
速度制限 3日で10GB 混雑時
動画視聴時
利用可能場所 どこでも 申し込み住所のみ
契約期間 3年間 3年間
割引 auスマートバリュー おうち割光セット
月額料金 4,380円 4,880円

WiMAXとSoftbank Airの特徴をざっと比較してみると、上の表の様になります。

最大通信速度は、あくまでもベストエフォートですが、WiMAX2+の708Mbpsが圧倒的に上回っています。

また、通信制限に関しても、WiMAXは3日で10GBと明記していて、Softbank Airの表記はなんだか曖昧です。

また、Softbankのモバイル通信回線を利用しているのに、なぜか申し込みした住所でしか利用することができないという謎使用。

WiMAXは、電源さえオンにできれば、どこにいても通信が可能なので、この差は大きいですね。

Softbank Airは、サービスの利用可能エリアがWiMAXと比べて狭い上に、申し込みした住所でしか通信できないとなると、あまり気軽に申し込めるサービスではありません。

エリアの広さはWiMAX2+

WiMAX2+は、建物を回り込みにくく、地下などでは電波が届きにくいという通信のデメリットがありますが、提供エリア自体は広く、ほぼ全国を網羅しています。

それに対して、Softbank Airは、まだ対応していないエリアが多く、申し込みすらできない地域があります。

対応エリアを広げるため、350Mbps・261Mbps・175Mbps・165Mbps・112.5Mbps・110Mbpsと、速度を絞って対応エリアを増やしているのが現状です。

WiMAX2+の回線は、WiMAX2+ユーザーしか利用しませんが、Softbank Airの回線は、Softbankのスマホも利用しているので、帯域の確保が難しいのかもしれません。

WiMAXに関しては、ピンポイントエリア判定で『◎』が出れば、どこでも同じ速度で利用できるので、安心です。

家の中の一部で電波が届かない場所があるかもしれませんが、電波の良い窓際など置き場所を工夫すれば、ほぼ問題なく利用可能です。

通信速度もWiMAX2+の方が上

WiMAX2+は下り最大708Mbps、Softbank Airは下り最大350Mbpsなので、速度の面で見ても、WiMAX2+の方が有利ですです。

ただ、WiMAX2+の場合はWiMAX2+とau 4G LTEの通信を組み合わせた『ハイスピードエリアプラスモード』での通信が708Mbpsとなっていて、WiMAX2+単体だと最大通信速度は落ちてしまいます。

それでもWiMAX2+単体で、440Mbpsの通信速度になっているので、LTEを利用しなくてもWiMAX2+の通信速度が上回っています。

Softbank Airの350Mbpsに対応している地域はまだ限定的なので、ほとんどの地域がそれ以下の最大速度になっているということを考えると、実際の通信速度の差はさらに広がります。

Softbank Airは通信制限が曖昧

Softbank Airを強くおすすめできない理由として、通信容量無制限なのに、曖昧な基準で速度制限がかかってしまうという現状があります。

WiMAX2+の場合は『3日で10GBの通信速度を越えると、翌日の18:00 – 2:00まで1Mbps程度の速度に制限』と、明確に通信容量・制限時の通信速度・制限を受ける期間まで表記されています。

そのため、ユーザーとしては、それに合わせて使い方を工夫できるので、制限を受けない様にコントロールすることができます。

しかし、Softbank Airの場合は、『動画視聴・ファイル交換・利用者の多い時間は通信速度を制限する』というなんとも曖昧な表記をしています。

実際に使ったユーザーの声としては、『混雑時に繋がらない』『月末になると極端に通信速度が遅くなる』といった声が上がっているので、どこかを基準に通信速度を制限しているのは間違いないのでしょうが、あまりにも基準がありません。

WiMAX2+とSotbank Airを検討しているということは、自宅の固定回線としての利用を想定しているでしょうから、使える時間帯と使えない時間帯があると、不便で仕方ありません。

用途が幅広いのはWiMAX2+

Softbank Airには、ホームルータータイプの機種しか用意されていない上に、申し込みをした住所と同一の住所からしかインターネットに接続できません。

異なる場所からアクセスすると、IPアドレスでSoftbankに分かってしまうので、契約違反になってしまいます。

これと比べて、WiMAXにはホームルータータイプのL01sと、モバイルルータータイプのWX04やW05があります。

これは使い放題のWiMAX2+を、持ち運びして使えるものです。

どの機種も、Softbank Airの様に、申し込みをした住所以外でも使用することができます。

そのため、引越しをしても、長期の帰省や滞在でも端末を持っていけば外出先でも同じ様にインターネットに接続できますが、Softbank Airの方はそうはいきません。

せっかくコンセントに挿すだけで使える手軽なインターネット接続サービスなのに、同一住所からのみしか使用を受け付けないというのは、かなり用途を制限している様に思います。

WiMAXなら、外で使う場合も、モバイルルータータイプなら持ち運びで利用できますし、家に帰ってWiMAXルーターをクレードルにセットして、ホームルーターの様に使うことも可能です。

基本的な料金はWiMAX2+がお得

WiMAX Softbank
Air
月額料金 4,380円 4,880円

料金面で比較しても、WiMAXの方が安く、Softbank Airの方は光回線並みに割高です。

これには基本料金だけでなく、端末の分割払いが加わるので、Softbank Airの方が高くなります。

公式サイトの基本的な料金は、WiMAX2+の方が安いので、全体で見るとWiMAXの方がお得なのですが、プロバイダや代理店が値引きやキャッシュバックのキャンペーンを行なっているので、それらを利用すると、両者の違いはほぼ無くなります。

それぞれのキャンペーンやキャッシュバックのまとめは、後ほど詳しく見ていきましょう。

端末買取とレンタルの違い

WiMAX2+は基本的にルーターを販売しているので、購入代金が必要であっても、機器のレンタル代金は必要ありません。

また、本体代金はほとんどのプロバイダで、無料のキャンペーンを行なっていて、実質的にWiMAXルーターは無料でもらえます。

それに対して、Softbank Airの場合は、月々1,620円の分割購入か、月々490円の有料レンタルになっています。

分割払いは36回払いで、3年間をかけて支払うことになります。

月々割とというキャンペーン制度で、同額が値引きされているので、実質無料ではあるのですが、割引がこの本体代金の支払いにかかってしまうため、基本料金が全く値引きされないということになります。

そのため、WiMAX2+に比べてSoftbank Airの月額料金が高くなってしまうんですね。

auスマートバリューとおうち割光セットの違い

WiMAXは、au系のサービス、Softbank AirhはSoftbankのサービスなので、それぞれのスマホをセットで使うと、スマホの利用料金が割引されるサービスがあります。

どちらも、スマホの月額料金が最大1,000円割引されるというものなので、auを使っているならWiMAX、Softbankを使っているならSoftbank Airを契約した方が、お得になりそうというイメージがあると思います。

確かにauユーザーがWiMAXを契約するのはお得なのですが、Softbankユーザーの場合は少し状況が違います。

それは、おうち割光セットに加入すると、月々割が500円減額されるからです、

スマホに割引が適用された分、月々割が減額されてしまうと、結局合計の割引額はほとんど変化がなくなってしまいます。

auスマートバリューの場合は、単純にスマホの利用料金が割引されるので、こういったことにはなりません。

そのため、Softbankユーザーであっても、おうち割光セットに加入するメリットはなく、反対に月額料金の安いWiMAX2+を契約してしまった方が、合計金額は安くなります。

他社ユーザーであってもWiMAXの方がお得なので、Softbankにはもう少し自社ユーザーにお得な料金で提供して欲しいものですね。

WiMAX2+とSoftbank Airのキャンペーン

WiMAX 月額料金 キャッシュバック
公式 4,380円
GMOとくとくBB 4,263円 30,000円
Broad WiMAX 3,411円
Softbank Air 月額料金 キャッシュバック
公式 4,880円
株式会社Next 3,800円 30,000円
Yahoo!WiFi 3,800円 20,000円

WiMAXとSoftbank Airの申し込みキャンペーンから、特にお得なプロバイダや代理店の物をまとめると、上の表の様になりました。

キャンペーンを利用すると、Softbank Airも基本料金が安くなるので、公式の料金プランとは反対に、Softbank Airの方が安くなります。

といっても、WiMAXもキャッシュバックや月額料金の割引があるので、その差はわずかです。

また料金が安くなったとしても、やはりSoftbank AirよりもWiMAXの方がおすすめです。

Broad WiMAXなら月額料金が最安で使える

WiMAXにもSoftbank Airにも様々なキャンペーンがありますが、Broad WiMAXはキャッシュバックがないかわりに、月額料金を3ヶ月まで2,726円、それ以降は3,411円に割引してくれます。

後からキャッシュバックがもらえるキャンペーンも魅力ですが、やはり振込みの口座指定や振込みまでの手続きが煩わしいのも事実です。

その点、Broad WiMAXなら、キャッシュバックの代わりに毎月の利用料金が大幅に割引されるので、面倒な手続きも一切必要なくておすすめです。

端末は、Softbank Airに似たHome L01sの取り扱いもありますが、個人的には外に持ち出して、外出先でも使い放題のインターネットが楽しめるモバイルルータータイプがおすすめです。

今なら、一番人気で最新機種のW05が端末代金無料キャンペーン中なので、チェックしてみてください。

WiMAXとSoftbank Airのまとめ

  • 通信速度はWiMAX
  • エリアもWiMAX
  • 使い勝手もWiMAX
  • 料金だけわずかにSoftbank Air

WiMAXとSoftbank Airの比較をまとめてみると、通信サービスとしては明らかにWiMAXが上回っています。

現在の通信方式であるWiMAX2+は、基本的に通信速度が向上していますし、エリアも広くなっています。

Softbank Airも、自宅住所でしか使えないという縛りが無くなったり、WiMAXの様に使い放題のモバイルルータータイプが登場すれば、また使い勝手も変わるのでしょうが、現状では実用的な通信サービスとは言えません。

Softbank AirからWiMAXへの乗り換え希望の声も多く上がっているので、後悔しない様にWiMAXを選びましょう。