WiMAXには外出先でも利用できるモバイルタイプのルーターと、自宅やオフィスでの利用に最適なホームルータータイプがあります。
WiMAXのホームルーターは、バッテリーを内臓せずACアダプタで動作するので、コンセントを挿すだけで簡単にインターネットに接続することができるので、初めてWiMAXを利用するという方でも使い方を迷うことはありません。
また、屋内で使うことを想定し、WiMAXの電波もWiFiの電波も強化されているので、モバイルルーターでは電波の届かない場所でも快適に接続できることが特徴です。
このページでは、WiMAXのホームルーターを使うメリットや、端末の種類、購入できるプロバイダをご紹介したいと思います。
WiMAXのホームルーターとは?
WiMAXのホームルーターは、文字通りWiMAXを自宅やオフィスで固定回線のように使うことができる据え置き型のルーターのことです。
モバイルルーターと比較すると、携帯性はありませんが、WiFiや電波が強化されているので、強力にWiMAXの電波を広い室内の隅々まで届けることが可能です。
それでいて、月額料金は通常のWiMAXの月額料金と代わりがないので、WiMAXを室内のみで利用しようと考えている方には最適なルーターです。
WiMAXはホームルーターでもノーリミットモードへの対応はなくなってしまいましたが、現在WiMAXのギガ放題プランでお申し込みをすると、3日で10GBまでなら速度制限が適用されず、さらに10GBを超えても18:00 – 2:00の間だけ速度制限がかかるという内容になっています。
これなら、よほどのヘビーユーザーでない限り、十分固定回線の代わりは務まるのではないでしょうか。
WiMAXホームルーターの月額料金はどれくらい?
WiMAXのホームルーターには、モバイルルーターと同じく、月の通信容量が7GBまでのプランと、月の通信容量が無制限のギガ放題プランがあります。
また、選ぶ機種によって、若干スペックが異なることとプロバイダによっても月額料金が異なるため、それぞれの場合で比較してみましょう。
簡単にWiMAXのホームルーターのスペックをご紹介しておくと以下のようになります。
- L01 : 最大440Mbps
- novas Home : 最大220Mbps
- URoad Home : 最大110Mbps
現在、Home L01が最新機種で、下り最大440Mbpsの速度がでるようになっています。
それでは、それぞれの端末を選んだ場合のプロバイダ別料金を比較してみましょう。
販売 | 端末 | 7GB | ギガ放題 | キャッシュバック |
---|---|---|---|---|
L01 GMOキャッシュバック |
0円 | 3,609円 | 4,263円 | 26,800円 |
L01 GMO月額割引 |
0円 | 2,699円 | 3,353円 | 0円 |
L01 So-net WiMAX |
0円 | 3,495円 | 3,980円 | 20,000円 |
L01 Broad WiMAX |
0円 | 2,726円 | 3,411円 | 0円 |
L01 UQ WiMAX |
2,800円 | 3,696円 | 4,380円 | 0円 |
novas Home GMOキャッシュバック |
0円 | 3,609円 | 4,263円 | 28,000円 |
novas Home GMO月額割引 |
0円 | 2,699円 | 3,353円 | 0円 |
WiMAXのホームルーターは、大体1年ほどで新機種が発売されていますが、2017年2月17日に前の機種から4ヶ月を待たず最新機種のSpeed WiFi Home L01が発売されました。
新しい機種が発売される度に、最大通信速度が2倍になっています。
Home L01は現在のWiMAX2+回線の主流である440Mbpsに対応しているので、今WiMAXのホームルーターを購入するならHome L01がおすすめです。
L01の購入で最高額キャッシュバックがもらえるGMOとくとくBBへWiMAXでホームルータータイプを選ぶメリットは?
WiMAXの最大通信速度自体は、モバイルルーターもホームルーターも変わりません。
そんな中、WiMAXでホームルーターを選ぶメリットにはどんなものがあるでしょうか?
モバイルルーターにしようか、ホームルーターにしようか迷っている方は、参考にしてください。
WiMAXのホームルーターはアンテナが強い
WiMAXでホームルーターを選ぶメリットとしては、何と言ってもアンテナが強いことです。
WiMAXは現在440Mbpsのモバイルデータ通信とは思えない高速通信を実現していますが、屋内に電波が届きにくいという弱点があります。
モバイルルーターでは、置く場所によって電波の掴みが悪かったり、電波の良い場所に置くと、今度はWiFiが端末まで届かなかったりと、使える場所が限定されてしまうことがあります。
ホームルータータイプでは、WiMAXの電波の掴みがよく、WiFiを飛ばす電波も強いので、ファミリー向けの部屋でも隅々まで電波を届けることができます。
モバイルルーターでも、WiFi中継機を購入すれば可能ですが、ホームルータータイプでは、そうした追加機器が必要ありません。
モバイルルーターより接続台数が多い
さらにホームルーターを選ぶメリットとしては、端末の接続台数が圧倒的に多いことです。
最新機種のL01の場合だと、WiFiのチャンネルが11ac(5Ghz)と11n(2.4Ghz)の2種類あり、それぞれに20台の機器を接続することができます。
モバイルルータータイプだと、最新機種でも8〜10台に限定されているため、家族が多い方や接続する機器が多い方にとっても、十分な余裕があります。
自宅で使うと言っても、家族がそれぞれスマホやタブレットをもち、その他にもプリンターなどを接続すれば、あっという間に10台は超えてしまうので、ホームルーターだと安心です。
クレードルの追加購入が不要
モバイルルータータイプでも、別売りのクレードルを購入すれば、有線LANポートが使えるようになるので、LAN接続でパソコンをインターネットに接続したり、無線LANルーターをつなげたりすることもできます。
ですが、ホームルータータイプでは、最初から本体に有線LANポートが2つついています。
そのため、追加で何か購入する必要がなく、パソコンに直接つなげば、そのままインターネットに接続することができますし、無線LANルーターなどで拡張するのも簡単です。
WiMAXのホームルーターに関するまとめ
ここまでご紹介したように、WiMAXのホームルーターは、モバイルルーターとは異なる使い方ができる注目すべき機器です。
ワンルームマンションで一人暮らしという場合は、あえてホームルータータイプを購入する必要はありませんが、2DK以上の部屋で2人以上で住んでいる場合は、ホームルーターにしておけば間違いないでしょう。
WiMAXを持ち運びたいという方には不向きですが、光回線やADSLなどの固定回線の代わりとしてWiMAXのホームルーターを使用したいという方にはおすすめです。