WX04とW05のどちらのルーターを購入するか、これからWiMAXを申し込む、または機種変更する方にとっては、悩むポイントです。
NECブランドのWX04か、発売日が新しい最新機種のW05の2択になりますが、比較してみると、今回は簡単におすすめのルーターを選ぶことができました。
WX04とW05を比較・検討して購入を考えている方は、このページを参考にご覧ください。
WX04とW05をスペックで比較する
WX04 | W05 | |
---|---|---|
通信速度 | 440Mbps | 708Mbps |
連続通信 | 13時間 | 9時間 |
サイズ (mm) |
W:111 H:62 D:13.3 |
W:130 H:55 D:12.6 |
重さ | 128g | 131g |
充電規格 | USB Type-C | USB Type-C |
LTEオプション | ◎ | ◎ |
ワンタイムHS+A | ◎ | × |
Bluetooth | ◎ | ◎ |
契約期間 | 3年のみ | 2年と3年 |
料金 | 料金比較 | 料金比較 |
WX04とW05のスペックを比較すると、上の表のようになります。
それぞれ大きな違いとしては、バッテリーが長持ちのWX04と、WiMAX2+LTEで最大708Mbpsの速度がでるW05という所でしょうか。
ただし、708MbpsはLTEオプションを使わないと出ない速度で、一部エリアのみ対応ということなので、実際の通信速度は2つの機種で対して違いがありません。
そうなると、バッテリーが長持ちするWX04の方が良いような気がしますが、実はWX04には不具合の口コミや報告が相次いでいます。
いくらスペック面で優れていても、不具合が多いとルーターとしての魅力は半減してしまいます。
WX04だけで確認されている不具合
小型軽量で、無難なスペックに見えるWX04には、現在以下のような不具合があるので、スペック面よりもこちらに注意が必要です。
- 再起動を繰り返す
- Wi-Fiがつながらない
- 電波が掴めない
- 有線LAN接続できない
これらの症状は、修理やファームウェアアップデートで改善されるものではありません。
ほとんどが新しい端末との交換対応になりますが、個体差が大きく交換されたルーターでも同じ不具合が起こる事もあります。
運よく当たりの機種を引き当てれば良いですが、そもそも毎日使用するモバイルルーターで、そんな不安定さがある事自体が大きな問題です。
現時点でどれくらいの不具合品が紛れ込んでいるのか分かりませんが、今回はWX04を見送りWX05を待つか、ひとまず安定しているW05を選ぶのがおすすめです。
WX04は3年のみでW05は2年プランにも対応
WX04とW05の比較ポイントとしては、もう一つ契約期間の違いがあります。
WX04の発売と同時に、WiMAXの各プロバイダがLTEオプションが無料になる3年プランを開始しました。
これはWiMAX2+と4G LTEが同時に通信する事で、最大速度を引き上げるという仕様になったため、これまで有料だったオプションを料金プランの中に組み込んだものです。
それに伴い、WiMAXの契約期間はこれまでの2年間から3年間の契約が標準になりつつあります。
WX04は全てのプロバイダで3年契約限定販売となり、W05もGMOとくとくBBを除いた全てのプロバイダで3年契約限定になっています。
契約期間が3年間というのは長すぎると感じる方は、GMOとくとくBBからW05を2年プランで申し込みするのがおすすめです。
2年プランと3年プランの違いは?
2年プランと3年プランの違いは、2年プランでは毎月1,005円必要なLTEオプションが、3年プランでは無料で使えるようになるという点です。
LTEオプションは、WiMAX2+と同時通信(ハイスピードエリアプラスモード)して、通信速度を上げる他にも、WiMAX2+の電波が届きにくい場所でも、LTE通信で補えるというメリットがあります。
WiMAXには、建物や山などの障害物を回り込みにくいという特徴があるので、地下や屋内での利用が多い場合は付けておくと安心です。
ただし、LTEオプションは月の通信が使い放題になるギガ放題プランでも速度制限にかかるため、常時接続というよりは、いざという時のスポット的な利用がおすすめです。
3年プランを選んだ場合の月額料金は、WX04を選んでもW05を選んでも同じ料金ですが、3年プランを選ぶなら3年間ずっと月額料金が割引されるBroad WiMAXがおすすめです。
WX04とW05を料金で比較
プロバイダ | WX04 | W05 |
---|---|---|
GMO WiMAX 2年 |
– | 4,263円 -32,000円 |
Broad WiMAX 3年 |
3,411円 | 3,411円 |
GMO WiMAX 3年 |
4,263円 -40,500円 |
4,263円 -40,500円 |
UQ WiMAX 3年 |
4,380円 -3,000円 |
4,380円 -3,000円 |
LTEオプション不要ならW05を2年プランでGMOとくとくBB
WX04とW05を比較してみると、WX04の端末の不具合という点を除けば、大きなポイントは契約期間です。
これまでWiMAXを使ったことがあるユーザーなら、やはり2年プランで契約したいというユーザーは多いです。
もともとLTEオプションを利用する予定がないなら、最新機種W05で2年プランが選べる唯一のプロバイダ、GMOとくとくBBがおすすめです。
3年プランに比べてキャッシュバックの金額が下がってしまいますが、2年プランなら十分な金額がもらえます。
ただし、キャッシュバックの受け取りは契約から11ヶ月後に届く受け取り手続きメールから、キャッシュバックの申請をする必要があります。
キャッシュバックをもらい忘れると、お得感はぐっと下がってしまうので、忘れないように手続きしましょう。
3年プランならW05の月額料金が安いBroad WiMAX
毎月1,005円のLTEオプションは、少しでも利用するとオプション代金が必要になるので、月に1回でもLTE通信を利用するなら、3年プランがおすすめです。
GMOとくとくBBの3年プランは、キャッシュバック金額が高いのですが、月額料金があまり割引されていません。
その上で、もしキャッシュバックの受け取り忘れや、手続きの不備があると3年間、高い月額料金を支払わなければいけません。
Broad WiMAXなら、3年間ずっと月額料金が割引されるため、損をすることなく安心してWiMAXを利用できます。
WiMAX2+もLTE通信も、最新の技術でたっぷりお得に利用したいなら、Broad WiMAXのギガ放題月額最安プランを、W05で申し込むのがおすすめです。
WX04とW05を比較したまとめ
これまでWiMAXを何台も利用してきて、個人的にはNECのWXシリーズはデザインが好みで安心感もあり、好んで選んでいました。
しかし、今回のWX04は実際の口コミやレビューを見ていても、あまりにも評価が低く、不具合報告が多いので、どうしてもおすすめできる端末ではありません。
そうなると、最新機種であるW05一択になってしまうのですが、こちらのレビューは安定して高い評価を得ています。
WXユーザーとしては残念ですが、不具合をわかっていて購入するのはリスクが高すぎるので、W05を選んでおきましょう。
あとは、2年プランか3年プランかを決めるだけですが、LTE通信が必要かどうかでどちらを選ぶかが決まります。
LTEオプションが不要なら、2年プランを選び、LTEオプションを月に1回でも利用するなら、迷わず3年プランを選びましょう。