WiMAXの実測速度レビュー！3日で10GBの速度制限時のスピードも計測してみました

2017年2月2日に、WiMAX2+の通信量が3日で3GBから3日で10GBに変更されました。

WiMAX時代の40Mbpsノーリミットモードから、WiMAX2+の220Mbps3日で3GB、そして現在はWiMAX2+で最大440Mbps3日で10GBと変化を遂げてきたことになります。

しかし、WiMAXを始めインターネット回線の最大速度はベストエフォート方式で、理論上の最高速度で表記されています。

実際のWiMAX2+回線は、現状どれくらいのスピードで通信ができるのでしょうか？

また、通信量をオーバーし、速度制限がかかった状態では一体どれくらいのスピードが出るのでしょうか？

実際に契約しているWiMAXルーターを使用して、実際の速度を計測してみました。

計測に使用したWiMAXルーターやプロバイダなどの環境

まずは、現在自分自身が契約していて、実際の速度計測をしてみた環境を記載しておきます。

契約したプロバイダや、使用した端末などを参考にしてください。

端末	WX02
最高速度	220Mbps
契約時期	2016年8月
計測場所	大阪市内
電波状況	3/4〜4/4
プロバイダ	GMOとくとくBB
契約プラン	ギガ放題

契約した時は、まだ最新機種のWX03やW04が発売しておらず、WX02かW03の2機種しか選ぶことができませんでした。

プロバイダは、そのタイミングでは30,000円のキャッシュバックがもらえるGMOとくとくBBが一番お得だったので、このプロバイダを選択することにしました。

これまでいくつかのプロバイダでWiMAXを契約した経験がありますが、WiMAXは基本的にどのプロバイダで契約しても通信速度が変わらないので、いつも料金を重視して選んでいます。

WiMAX2+回線に接続した状態でスピードテストした実測値

2017年2月2日から3日で10GBまでに通信量が増大したので、それ以前と以降で速度を計測しました。

速度の計測は、iPhoneのSpeed Spotというアプリを使って計測しています。

上の表のように、様々な時間帯でWiMAXのスピードテストを行いました。

現在もそうですが、平均して下り20Mbps前後・上り5Mbps前後の速度が出ています。

3日で3GBの時より3日で10GBになってから速くなっている？

表の中にあるように、2016年12月時点で速度計測した際は、いつ計測しても大体4Mbps前後の速度でした。

3日で3GBの制限だとすぐに上限に達していて常に速度制限状態なのかな？と思っていて、動画や音楽のストリーミングも問題なくできるし…と速度のことはあまり気にしていませんでした。

いつ速度制限が解除されているのかな？と思うくらい、ずっと4Mbpsだったのですが、2月2日に通信量の上限が引き上げられてからは、ずっと20Mbpsの高速通信状態で、通信ができています。

正直ここまで通信制限の影響を受けていたとは思わなかったので、嬉しい誤算です。

これまでの4Mbpsと比較すると体感的にもWebサイトの表示や、動画の読み込みなどが速くなっている実感があります。

3日で10GBを使い切り通信制限時の実際の速度は？

上記の様に度々WiMAXの速度を計測していましが、だいたいいつ計測しても20Mbps前後の速度だったので、今度は思い切ってYoutubeをずっとHD画質で再生し続け、速度制限にかかってみました。

すると、やはり通信制限がかかった18:00〜2:00までは、ぴったり1Mbpsの速度に抑えられています。

それ以上早くなることも遅くなることもありませんでしたが、さすがに通信速度が遅いためか複数の端末で同時に通信を行うと、やはり接続が不安定になったりうまく通信ができなくなったりします。

1つの端末を利用していて、Youtubeの再生は通常画質なら問題なく再生されましたが、AmazonビデオのHD画質も通信制限時でも問題なく視聴することができました。

そして2:00を過ぎると途端に元の20Mbpsの速度に戻り、快適に通信することができます。

1Mbpsの速度は、正直早いとは言えませんが、他のモバイルルーターの様に128Kbpsの様な超低速に制限されることを思うと、実用的な速度です。

ただ、以前の様に4Mbpsの速度が安定して出るわけではないので、日中の通信量が多い方は速度制限がかからない様に注意したいですね。

個人的には、最近の格安SIMの様に、設定で通信速度を自分で制御できると便利なのになと感じました。