LINEモバイルから他社のSIMにMNPする際の注意点は、LINEモバイルをこれから契約しようと考えている方や、すでにLINEモバイルを契約している方にとって、事前に知っておきたい内容です。
格安SIMは確かに安く大手キャリアのように2年縛りがないのが特徴ですが、MVNOによってはMNP転出の際に手数料が高額になっているところが少なくありません。
LINEモバイルをはじめ、契約前にしっかり確認して、後悔のない格安SIMを選びましょう。
LINEモバイルからMNPする時に必要な費用について
まず、LINEモバイルで使っていた電話番号をそのままに、他社のSIMにMNPする場合に必要な手数料や、違約金についてみていきましょう。
LINEモバイルは、カウントフリーや500円で利用できるLINE使い放題など、とても魅力的でお得なMVNOですが、MNPをする場合は、注意が必要です。
契約期間 | 転出手数料 | 解約手数料 |
---|---|---|
0 – 12ヶ月 | 3,000円 | 9,800円 |
12ヶ月以降 | 3,000円 | 0円 |
LINEモバイルから、他社にMNPをする場合、上の表のように手数料が必要です。
MNP転出手数料の3,000円は、大手キャリアと同じ料金なので、特に気になる金額ではありませんが、問題は12ヶ月以内でMNPする場合の解約手数料です。
これはLINEモバイルに限らず、音声通話SIMを提供しているMVNO各社で設定されているのですが、契約期間に応じて解約手数料が必要になっています。
LINEモバイルの場合は、比較的良心的で12ヶ月以内に他社へのMNPをする場合、解約手数料が9,800円必要になります。
ちなみに、MNP転出に限らずLINEモバイルの解約をする際も、12ヶ月以内での解約は同じく9,800円の解約手数料が必要です。
ただ、解約時に手数料が必要なのは、LINEモバイルの音声通話SIMを契約していた場合のみで、データ通信のみのSIMを契約していた場合は、いつ解約しても手数料は必要ありません。
LINEモバイルで音声通話SIMの契約を考えている方は、1年以内に解約する可能性がある場合は、解約手数料が必要なことを覚えておきましょう。
長期的にLINEモバイルを利用する予定の方は、解約時もMNP転出時も手数料がかからないので、気にする必要はありません。
他のMVNOのMNP転出時にかかる費用は?
LINEモバイルの転出の際の解約手数料だけを掲載すると、LINEモバイルがいかにも高額な手数料を取っているように見えるので、参考に格安SIMで人気を得ている他社のMNP転出費用をみてみましょう。
MVNO | 契約期間 | 転出手数料 |
---|---|---|
[dmm]DMM[/dmm] | 12ヶ月以内 | 9,000円 |
[line]LINEモバイル[/line] | 12ヶ月以内 | 9,800円 |
楽天モバイル | 12ヶ月以内 | 9,800円 |
mineo | 13ヶ月以内 | 12,420円 |
主要なMVNOで音声通話付きSIMを最低利用期間以内に解約、またはMNPをすると上記の手数料が必要になります。
LINEモバイルだけが特別な訳ではなく、現在はこの設定が一般的なようです。
いずれの会社も、データ通信専用のSIMでは最低利用期間がなく、解約時の手数料も必要がないという様になっています。
LINEモバイルのMNP転出に関するまとめ
LINEモバイルのMNP転出手数料は、12ヶ月以内なら9,800円と他のMVNOと比較しても、ごく平均的な手数料です。
格安SIMにすると、大手キャリの様な最低利用期間がないと思われがちですが、音声通話SIMに関しては、どこも最低利用期間を儲けているというのが現状です。
そのため、契約は慎重にしたいところですが、LINEモバイルは、現在ユーザーの評価がとても高く、使い勝手の良いコミュニケーションフリープランや、昼間でも十分な速度がでる通信速度でも、不満の声は聞かれません。
12ヶ月の契約期間というと、少々長く感じてしまうかもしれませんが、LINEモバイルは特に解約や転出をしたいと思うことがないSIMなので、安心して契約することができるSIMです。