TONEモバイルはTSUTAYAが運営するMVNOで、他社にはない独特な料金プランの格安スマホを販売しています。
月額料金が1,000円から使えるため、スマホが初めての方や、とにかく料金を安く抑えたい方、または子供に持たせるスマホとして人気を集めています。
料金体系が非常に分かりやすくシンプルなのですが、他のMVNOとは少し異なる点があるので、ここではTONEモバイルについて徹底的に解説したいと思います。
TONEモバイルの料金プランの仕組み
格安SIMを契約する場合、通常はパケット通信容量を選び、SMSや通話の有無を選んで…という流れになるのですが、TONEモバイルは少し料金体系が異なります。
TONEバイルの料金体系について詳しく見ていきましょう。
TONEモバイルの基本料金は1,000円から
TONEモバイルを契約して最低限かかる月々の料金は、1,000円からになります。
これには、1GB・3GBのように高速通信ができるパケット通信量はついておらず、TONEモバイルの基本500Kbps〜600Kbpsの速度で通信することになります。
そして、この1,000円のプランには080・090といった音声通話の電話番号がついておらず、050から始まるIP電話の番号が与えられます。
もちろん080・090の番号を使いたいという場合には、1,000円の基本料金に953円のオプションをつけることで利用できます。
TONEモバイルはTONE同士の通話無料とIP電話が500円でかけ放題
TONEモバイルの料金のポイントに、500円で利用できるIP電話かけ放題オプションがあることが挙げられます。
これは国内へのIP電話通話が回数無制限で10分間無料になるものなので、長時間の通話をしない限りは通話料金は500円以上上回ることはありません。
また、TONE同士のIP電話通話が無料になっているので、家族同士や友人同士でTONEを契約しておくと、誰にかけても通話料金は無料になります。
ただし080・090の番号を使って通話をした場合は、18円/30秒の通話料金が必要なので、注意が必要です。
TONEモバイルは超高速通信ではなくても、500Kbpsが使い放題なので、IP電話やLINEでの通話がメインになるでしょうから、音声通話は着信専用にして、自分からはかけないという方が多いのではないでしょうか。
高速通信は1GB300円で月2回までチャージ
TONEモバイルは、高速なパケット通信が利用できるように、高速チケットが用意されています。
この高速チケットは1回につい300円で、月に2回まで利用することが可能です。
ここも通常のMVNOなら、チャージは無制限で、用意されている料金プランも様々ですが、TONEモバイルにはこの1種類のプランしかありません。
月に2GBでは物足りない…と感じる方にはもちろんおすすめできませんが、他のMVNOで低速通信だと200Kbpsという速度に対して、TONEモバイルは常時500Kbps〜600Kbpsというある程度速い通信が標準で使えるため、動画視聴など通信をたくさんする時以外、高速通信がなくても快適に利用できるというのが特徴です。
TONEモバイルは専用スマホの2機種から一括払いのみ
格安SIMと言えば、手持ちのスマホやルーターにさして利用できるものですが、ここもTONEモバイルは異なります。
TONEモバイルの契約は、スマホとのセット購入のみになっています。
このスマホは機能が少ないm14と、高機能なm15の2機種から選ぶことができて、どちらもTONEモバイルが独自開発したオリジナルのスマホになっています。
スマホの端末代金が一括払いのみで、分割払いには対応していないので、最初に端末代金を用意しないといけないのが難点です。
m14は安価ですが、少しスペックが物足りないので、購入するならm15を選んだ方が確実でしょう。
TONEモバイルの特徴やポイントのまとめ
TONEモバイルのおすすめポイントは、なんといっても500Kbps〜600Kbpsの中速度の通信が制限なく使い放題だという点です。
現在モバイル通信は375Mbpsや225Mbpsという超高速通信がスタンダードになっている時代です。
ですが、通信速度は早くなるばかりで、どれだけ高速な通信をしても数GB使えばすぐに速度制限がかかり、200Kbpsの超低速通信になってしまいます。
せっかくの高速通信も、これでは利用できる機会が限られてしまいます。
TONEモバイルはこの問題を解決する新しいプランを打ち出していて、それがこの標準で少し速い通信の使い放題です。
動画や音楽なら家のWiFiを使って、外ではある程度の速度でしっかりと通信ができれば良いという方に、TONEモバイルのプランはぴったりではないでしょうか。
TONEモバイルの購入や詳細は、公式サイトをご覧ください。